FF16
2周目のファイナルファンタジーチャレンジクリアしてトロコンしたところまで。
ネタバレ含むかも。
ストーリーは期待していた感じとは違いました。途中までは面白かったのですが…。
やはり仲間キャラクターのレベル上げたり装備変えたりとかよくある育成要素が欲しかったですね。育成していく過程でキャラクターに愛着もわくし、ストーリー重視のゲームでは育成要素が欲しくなります。FFで言うとライトニングリターンズとかも主人公一人の戦闘というのは同じですが、その前の2作品でキャラクターがわかっているというのが違う気がします。
バトルは概ね楽しめました。カウンター系のアビリティを好んで使っていましたが、結構優遇されているのか強い上にカウンターを決められると気持ちいいです。特にドミナント戦はやりごたえがありました。
ただ、敵の種類がもうちょい多ければ新鮮な気持ちを保ちつつクエストなどももう少し楽しめたのではないかと思います。
召喚獣バトルは少し長すぎると感じました。派手さはあって見応えはあるのですが、あまりそれを求めているわけではないのでガルーダ戦くらいがちょうどいい感じでした。タイタンからは楽しさよりも長すぎるという感想が強くなってしまいました。
QTEは1周目はあってもなくても良かったのですが、2周目とかアーケードモードで何度も演出ごとやらされるのが億劫になります。あと連打はなるべく指を酷使したくないので少なくして欲しいです。
クエストはちょっと内容と報酬的に削っても良かったのではと感じました。クエストが面白くないゲームは多いですがFF16もその一つになります。後半の連続クエストとかは内容は悪くないのですがラスト直前に大量に出るのが食傷気味になります。
探索要素では移動速度が少し遅いのが気になりました。チョコボのダッシュもあまり早くなく操作性もよくありません。街ではダッシュすらできないので特に隠れ家ではミドの工房に行く時など地味にストレスが溜まります。チョコボから降りる時も飛び降りてそのまま攻撃できるみたいな感じだとフィールド探索ももう少し気持ちよくできたのですが。あとは探索時の楽しみとしてある宝箱は少ない上に中身がしょぼく、今までプレイしてきたゲームの中でも屈指の酷さだと思います。たまに装備品や楽譜などもありますが、ほとんどはいらない素材や安い換金アイテムでがっかりさせられます。
細かいところでは良かったところも目立ちます。例えば、戦闘中でもファストトラベルできるとか、ロード時間が短いとか、ボイスありのセリフでもボタン連打でストレスなく飛ばせるとか、ちょっとした会話イベントでもスキップできるとか。
結構ユーザー目線の部分もあるのですが、イベントのスキップに関しては戦闘後のリザルトが表示されるまでスキップできないため、演出優先でリザルト表示がイベント後のバルナバス戦などは長めのスキップ不可イベントを見せられます。他には戦闘中にアビリティの装備が変えられなかったり、スキップできそうでできない所とかではメニュー画面を開いてしまうとか気になる部分はありました。
総合的に見てストーリー、クエスト、キャラクター、探索関連が残念な感じです。バトルのアクション自体は良いのですが、他のキャラクター育成要素と伝統的なATBを排除してまでのものかというと疑問です。一番面白かった時期のFFとしてはもっとサブイベントもよく出来ていたし、ミニゲーム的な要素も面白かったし、やり込み要素もしっかりしていました。ナンバリングのFFということで評価は厳しくなりますが、個人的にはこのあたりの要素も重く見ているのでFF15よりも評価が低いです。FF16の評価が高い人は召喚獣バトルが楽しめているようなので、そこを楽しめればもうちょい評価が高かったかもしれません。