サイレントヒルf
雰囲気はいいです。昔の日本の町というのはホラーにマッチしています。
ただ、やはり個人的な好みとして精神的な描写がメインのホラーよりは、バイオハザードとか比較的現実よりなホラーのほうが好みなことを再確認しました。
サイレントヒル2もそうでしたが、精神的な世界の話だと何でもアリで少し怖くなくなるというか、特にサイレントヒルfの場合はそれが顕著で全く怖くないです。あとは精神的な世界の話だとせっかくの風景がグロテスクな世界に変わってしまうことが多いのもあまり好きではないです。
ゲームシステム的にはサイレントヒル2のリメイクと大体同じで、謎解きありのアクションという感じです。アクション部分はサイレントヒル2より拡張されていますが、ストレス要素がいくつかあります。敵が掴み攻撃多用してくる、大体怯まないで反撃してくる、狭い場所では壁に攻撃が当たって弾かれる、武器が壊れやすい、ジャスト回避してもあまり気持ちよくない、など細かいところも含めていまいちです。最初から霊刀と同じくらい快適だったらマシだったかも。
エンディングの条件も不満です。真エンドの条件が最低3周なのに対して2周目以降の変化が少ないです。2周目のイベントも序盤はそこまで変化がないわりには新規内容表示がでるのでスキップしづらいです。ただ、若干飛ばせるところがあるのは楽でした。
シナリオは竜騎士07っぽいというか、ひぐらしっぽいところもありつつで悪いというわけではないのですが、サイレントヒルfのシステムとはあまり合っていないように感じます。
総合的に見て特に序盤の雰囲気は良く面白い部分もあるのですが、個人的にはストレス要素のほうが勝ってしまったのが残念です。
日本のホラーではサイレンが好みなので、高難度でストレス要素があっても楽しいと思えるようなものを期待します。